100年の歴史を誇る総合酒類メーカー
宮下酒造を創業した宮下亀蔵、元三郎兄弟は、赤磐郡(現赤磐市)で生まれました。親戚が酒造業を営んでいたので、そこで経験を積んだ二人は、1909(明治42)年に宇野港が築港されたのを受けて、1915(大正4)年、岡山県玉野市で新たに清酒の醸造を開始しました。これが宮下酒造の始まりです。近くには日本三名園の一つである岡山後楽園や日本名水百選に選ばれた雄町の冷泉もあり、酒造環境は非常に恵まれています。旭川の伏流水を地下100メートルからくみ上げて仕込み水に使っています。
宮下酒造は、清酒、ビールの他にも焼酎、リキュール、発泡酒、スピリッツ、ウイスキーなどあらゆる酒類を製造する総合酒類メーカーを目指しています。現在、東京、大阪の大都市圏はもちろん、米国、ヨーロッパ、中国などのアジア諸国へ酒類の輸出を拡大しています。
代表銘柄である清酒「聖(ひじり)」の名は、万葉の歌人・大伴旅人が詠んだ和歌「酒の名を聖と負せし古の大き聖の言のよろしさ」から取られました。全国新酒鑑評会での金賞受賞回数は岡山県下最多(2017年現在7年連続、20回目の受賞)となっており、宮下酒造を代表する銘柄です。
古酒「永久の輝(えいきゅうのかがやき)」は、2016年5月に10周年を記念して、兵庫県で開催されたIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2016の古酒の部で金メダルを受賞した7銘柄の中でも、古酒「永久の輝」が最も優れた銘柄として、最高金賞に輝いています。
独 歩(どっぽ)
1995年7月から全国で9番目、中国地方では初となる地ビール「独歩(どっぽ)」を製造開始いたしました。「独歩」という名前は、「日本のマイクロ・ブルワリーとして、独立独歩、特色のある、信念のビールを醸造しよう」という意気込みから名づけられました。伝統的なビールに加え、季節性や地域性のある多様なビールの研究開発に取り組んでいます。
※当記事の情報は2018年3月のものです。最新の情報は各店舗・施設にご確認ください。
宮下酒造株式会社
みやしたしゅぞうかぶしきがいしゃ/span>
クラフトビアショップ独歩
くらふとびあしょっぷどっぽ
086-206-7141
11:00~21:00(年中無休)
駐車場:有 バス停車:可