小豆島霊場第２番札所 碁石山

継承される 霊験あらたかな行場

碁石山は、白い凝灰岩と黒い花崗岩が入り混じった岩山で、白と黒のコントラストがあたかも碁盤の目のように見えるところから「ごいしざん」と呼ばれています。

境内には、たくさんの仏様が奉られ、白装束に身をまとったお遍路さんが訪れる小豆島八十八ヶ所の札所になっています。かつては、山全体が修行場で、切り立った崖の尾根道と大きな洞窟、それぞれで動と静の修行がされていました。いずれも厳しい自然がもたらした恩恵です。

また、本堂に至る参道からは、醤の郷と呼ばれる醤油蔵や佃煮工場が建ち並ぶ麓の町と、瀬戸内海の島では一番高い星ヶ城や寒霞渓などの山なみ、天気の良い日は瀬戸大橋が見える多島美を一望でき、小豆島を代表する景勝地の一つになっています。

護摩祈祷

碁石山の最大の魅力は、静謐な洞窟の中で厳修する護摩祈祷で、暗闇の中で火を焚いて祈りを捧げる時間は、ここでしか味わうことのできない特別な体験です。